宗教／スピリチュアリティ心理学研究

宗教／スピリチュアリティ心理学研究について

　宗教やスピリチュアリティ（宗教的なるもの）は，人間やその社会，生活を考える上で，学術的にも，極めて意義あるテーマです。しかし、これまでの実証的研究は大学紀要等のみに掲載されていることが多く，また研究者間での議論や交流がほとんど行われてこなかったため，これらの知見が継承されないまま埋もれてしまうという悪循環を繰り返してきました。
　そのような悪循環を乗り越えるために，今こそ学問の領域を越えた実証的研究の蓄積と理論の洗練が必要です。そこで，宗教／スピリチュアリティについての研究成果の発表・蓄積と研究者の相互交流の活性化を期待して，当雑誌を刊行することとしました。
　「宗教／スピリチュアリティ心理学研究」の創刊は2023年で，年1巻刊行予定の査読付きのオンラインジャーナルです。誰でも無料で投稿でき，無料で読むことができます。「宗教／スピリチュアリティ心理学研究」では，「宗教」や「スピリチュアリティ（宗教的なるもの）」についての実証的な研究を中心に，それと関連する幅広い分野の研究論文を掲載します。心理学を中心に，心理や行動を扱っているものであれば，分野，基礎研究と実践研究の区別を問わず投稿可能です。皆さんもぜひこの新たな渦にご参加いただければ幸いです。